HSP

自分の本音や感情がわからない時のセルフワーク

本音

敏感さから他人の気持ちに左右されることが多いHSPさんは、感情がめまぐるしく動いて「どれが本当の自分の気持ちがわからなくなってしまう」と感じることもあります。

自分に「こうあるべき」「こうしなきゃ」のようなルールをたくさん課してきた場合も、ときに自分の心の声が聴こえなくなってしまった!わからない!と思ってしまうことも。

自己肯定感が低くて悩んでいる、自分にやさしくしたいけれど本音がどれだかわからないという本音迷子になってしまったとき、かんたんにできるセルフワークを紹介します。

自分へのインタビューからはじめてみる

インタビュー

いちばんわかりやすく簡単なのは自分へのインタビューです。

何か物事が起こったときに「どう思った?どう感じた?」「なぜそう思った?」とくり返しくり返し問いを重ねていきます。

または、もやもやする気持ちが残っているような過去の出来事に対して、同じ問いかけをしていきます。

自分の頭の中だけなので誰にも何にも遠慮することもありません。

いきなり対話は難しいと感じる場合は、ノートに書き出してみるとわかりやすいです。

自分が自分のインタビュアーになったつもりで質問をして、その時に感じたこと、思ったこと、どうしたかなどをそのまま素直に書き出してみてください。

例:苦手な相手に傷つくようなことを言われたときに

Q:そのときどう思った?
A:悲しいと思った

Q:そのときどんな感じがした?
A:心にどすんと重たいものを入れられたみたいだった

Q:なぜそう思った?
A:相手が自分を攻撃していると感じたから

Q:相手はあなたを傷つけたくてそう言ったと思うの?
A:そう思う

Q:あなたはどうしたの?
A:泣きそうになって何も言えなかった

Q:そのときどう思った?
A:くやしい、もう顔も見たくない、嫌いだと思った

Q:そう言わなかったのはなぜ?
A:相手に嫌われたくなかったから

Q:じゃあ、本当はどうしたかったの?
A:そういう言葉は傷つくからやめてほしいとはっきり言いたかった!(本音)

自分の感情をこれ以上掘れないと思うところまで問いをくり返すと、少しずつ本音が現れます。

本音を発見してあげるだけでも、もやもやした気持ちは半分以上解消します。

本音を見つけたときは「そうだったんだね、本当はそう言いたかったんだね~」と共感して自分に声かけしてみてください。

質問して出てきた答えに対していい・わるいなどの判断をはさむと本音はどんどん引っ込んでしまうので、深く考え込まずに軽い気持ちでやってみてくださいね。

出来事が起こったときのあなたの思ったこと、感じたこと、行動をくり返し重ねて質問していくと、本当はどうしたかったのか?という本音までたどり着きやすくなります。

自分のなかに住む小さな子どもに問いかけてみる

子ども

それでも本音が出てこない、難しいと感じる方は、自分の中に3歳くらいの小さな子どもがいると感じてみてください。

子ども時代のあなたを思い浮かべてもいいですし、子どもの姿をした別の子でもいいです。あなたが想像しやすい方法で想像して「よろしくね~」とまずは心の中であいさつをしてみてください。

何かを選択しなきゃいけない場面でその小さな子に向かってどうしたい?どっちがいい?」と聞くことを習慣にしてみてください。

まずは食事の選択など、小さなことから始めてみるとやりやすいです。

この小さな子はものすごく素直なので「こっちがいい!」「それはいやだ!」とはっきり答えてくれます。

現在の大人の自分よりも、自分の感情や欲求に率直に生きていた赤ちゃんの状態に近い子どものままの心なので好き嫌いをはっきりと答えてくれるのですね。

実際はその子の言ったとおりに行動できなくても、まず声を聴いてあげましょう。

本音を教えてくれたことに「ありがとう」を伝えて、頻繁に話しかけて慣れてくるとあなたの強い味方になってくれます。

親しくなるにつれて、ときには「もっと眠りたいよ!」「あれがほしい!」などの欲求をストレートに教えてくれるかもしれません。

自分の子どもの頃がイメージできないという方は、あなたの大切な人とのあいだに生まれた最愛の子どもと仮定してみてください。

正面からていねいに汲み取ろうとするような気持で、自分の中の子どもにも接していきます。

この方法は、ハワイの伝統的な癒しの技術”ホ・オポノポノ”にあるウニヒピリという潜在意識に住んでいる子どもにも通じると思っています。

ウニヒピリ自体は単純に自分の子どもの頃やインナーチャイルドなだけではなく、より深い意味を持つ存在なのでこのワークの子どもとは別かな?とHSP思考ぐるぐるの私は複雑に考えてしまいます。w

太古から無意識に蓄積された記憶をクリーニングしてくれるウニヒピリ。

ホ・オポノポノは知れば知るほど奥深い精神療法です。

世界中で広まっているのも、実践すると効果があるからなんですよね。

ウニヒピリに興味を持たれた方は、イハレアカラ・ヒューレン、KR女史、平良アイリーン著書ウニヒピリ ホ・オポノポノで出会った「ほんとうの自分」を読んでみるとより理解が深まります。

心のことを学んでいる方には視点が広がる勉強になり、簡単なワークもあるので潜在意識のクリーニングを実践してみたい方にはおすすめです。

本音が出やすくなると心地よく楽になる

でだんだんと身に着けていたヨロイがなくなっていくと、日ごろからスポーンと本音がまっすぐに届いて「あ、これが本音だな」と感覚でわかるようになります。

さらにヨロイがなくなると、今度はそれを楽に口に出せるようになったり本音と意識せずとも即行動!のようなかたちで活かされていきます。

この過程で思い込みや固定概念が減っていくので、気持ちは次第に軽やかになっていきます。

凝り固まった意識は体にも影響を及ぼしているので、心に従って動くと無理なくからだも一緒に楽になっていきます。

自分では以外と気が付きにくい本音は、不快感や嫌だと感じることが起こったときが見つけてあげるチャンスです。

小さな不快感や引っ掛かりもスルーせずに、ぜひ時間を作って自分自身と話をしてあなたの本音を見つけてあげてくださいね。

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