HSPの気質を持っている人が、自然とそうしてること
それが当たり前と思っていたことは
じつはHSPではない人にとっては当たり前ではなかったりします。
私自身もそうでしたが、たくさんのHSPさんのお話を伺っていて
大多数のHSPさんがそうするのが当たり前!と感じていることをまとめました。
困っている人がいたら助ける
年配の方が重たい荷物を持って歩いていたりすると
持ちましょうか?と声をかけたり、
電車で座席がいっぱいの時は自分の席を譲ったりと
共感力の高いHSPさんはしんどそうな人を見ると
自然と声をかけたり、助けてあげたくなる傾向にあります。
泣いている子どもがいる時などでも、見ないふりをして見過ごすことはできません。
会社の仕事でも、自分の仕事を差し置いてでも
目の前の困っている人のフォローに入ってしまうこともあります。
人だけではなく動物にもやさしい方が多いので、捨て猫などは放って置けません。
言葉を慎重に選んで人と接する
HSPさんは人と話をする時に、相手を気づかい言葉をよく選んで話をするので
ゆっくりと考えながら話をする方が多いです。
なので、話の早いペースの人にはついていけなかったりします。
相手の気持ちを思いやり、こう言われたらどんな気持ちがするかな?
と相手が傷つかないような言葉を慎重に選びます。
LINEなどのメールでも、一度書いたものを再度見直して
相手がどう受け取るかな?と確認しながら返信することも。
自分の言いたいことよりも、相手の感情や気持ちを最優先にしています。
人には笑顔で接するものと思っている
自分の機嫌や調子がよくない時でも、人に対して笑顔で感じよく接してしまうHSPさん。
見知らぬ人でも、人と接するときは自分の気持ちよりも
相手の心を不快にさせないような態度を自然と選んでいます。
なので、不機嫌や怒りなどの感情をそのまま発散している人や
周りに当たってくる人は苦手意識を感じてしまいます。
特に職場でストレートに感情を出してくるタイプの方に対して
仕事のストレスになっている方が本当に多いです。
一緒にいるだけで、相手の感情から影響を受けて居心地の悪さを感じたり
自分まで不快な気持ちになってしまうのですね。
自分の仕事に集中したいのに、人の意識が気になってできない
というのは多くのHSPさんに共通したお悩みです。
1人ではなく全員に好かれたい
自分と関わる人には自分を好きでいてほしい、というHSPさんも多いです。
人の悪口を言うのも言われるのも苦手です。
人はみんなやさしいし、いい人だから仲良くしたいと純粋な心を持っているので、10人いれば10人全員から好かれたいと考えてしまいます。
そのため、時として相手のために自分のことを忘れて取り組んでしまいます。
頼み事は基本的に断れず、自分に余裕がなくてキャパオーバーでも
無理をして全力を尽くしてしまうようなことも。
わかってもらえる人がいないと感じている場合は、誰かに頼らず1人でなんとかしようとする傾向もあります。
特に、長女長男の完璧主義やがんばり屋さんのHSPの方は、自分1人ですべて背負ってしまいがちに。
みんなによろこんでもらえなかった、嫌われているかも、とわかると激しく落ち込みます。
事前に準備を完璧にしてから挑戦する
新しいことやチャレンジをする時、不安要素の強いHSPさんは
こうなったらどうしようとまだ起こりもしないことの予測を頭の中でくり返し
失敗したり自分が傷つかないようにするために入念な準備をします。
自分の納得するまで準備を完璧にしてからでないと、実際に行動には移せないという方が多いです。
頭の中のシュミレーションだけで疲れ果てて、結局行動は何もせずに終わってしまうことも。
不調なときには不安要素の思考が止まらなくなり、ぐるぐるとエンドレスに考えすぎてしまいます。
HSS型のHSPさんは新しいものへの好奇心が強いので、比較的考えすぎずに行動できる方が多いですが
内向型のHSPさんはじっくりと考えてからでないと、というタイプの方が多いです。
1人行動や1人の時間は当たり前
長時間外出したり、人と会ったりして刺激を受けると、ぐったりと疲れてしまって
1人の時間が欲しいと思ってしまうのは多くのHSPさんの特徴です。
行動するときも、1人でいる方が楽だと感じている方も多いようです。
1人でいることが心地よいと感じられるのは
刺激の多い現代社会で生活を送るHSPさんが
1人になって本来の自分のエネルギーを取り戻すために必要だからです。
よく1人でどこでも行けるね、そんなに1人が好きなの?などと驚かれることもあります。
HSP以外の人にとっては、誰かと一緒にいたり行動することが当たり前で
1人でいることの方が当たり前ではなかったりします。
HSPさんとは逆の当たり前なんですね。
無理しない自分でHSPを活かすには?
HSPさんの当たり前、あなたはいくつ当てはまるものがありましたか?
実はこの中には、HSPだけではなくアダルトチルドレンが原因となっていることもあるんです。
基本的に人当たりがよく、やさしい気づかいがあり、平和で調和的な心を持っているHSPさんは
競争がベースの社会では生きにくいと感じてしまうことも多々あります。
勝ち負けや自己主張の激しさで物事が進められることに、自分の内面の価値観が合わないからです。
アダルトチルドレンが原因となって外側の価値観に自分を合わせる他人軸では、せっかく良いところをたくさん持っていても
それを活かせずHSPの自分を自己否定を続けてしまいます。
HSPさんがアダルトチルドレンを解消して自分軸を取り戻すと、繊細さを強みに変化させることができます。
無理をしない自分で、才能を活かしましょう。