多くの方のお悩みの一つに、自分の本音がわからない
ということがあります。
長年他人軸で生きていると、自分が本心では何を望んでいるのか
次第にわからなくなってしまうこともあります。
この記事では自分の本音を確かめるための方法をお伝えします。
自分の行動と目の前の現実を見る
内面と現実はイコールで結ばれています。
例えば
「誰かに認められたい」という思いがある方は
「自分は人に認められていないので認められるようになりたい」
という思いがあるはずです。
現実になかなか自分を認めてくれないような人が現れて
そのために苦戦するような現実が起こります。
内面(思い):自分は人に認められない(マイナス)
↓
行動:認めてもらえるよう頑張りすぎる(プラスにしようとする)
↓
現実:認めてもらえないと感じる状況(マイナス)
内面の思いがマイナスだと、それをプラスにしようとする行動になり
現実には自分のマイナスの思いが反映されています。
自分がとっている行動は何を求めているのかな?
と見ていくことで本音に気づくこともあります。
思考で考えることとは逆が本音のことも
願っていることが叶わないという悩みもよく聞きますが
この場合は本心では逆のことを望んでいるパターンもあります。
なぜか自分のことを大切にしてくれないパートナーばかり
出会ってしまう方もこの状態の可能性があります。
内面(思い):自分は大切にされる価値がない(マイナス)
↓
行動:大切にされようとして相手を求める(プラスにしようとする)
↓
現実:大切にされていると思えない状況(マイナス)
思考では「大切にされたい」と望んでいても
マイナスで発信のためその状態が反映されている
という現実化が起こっているんですね。
つまり、思考ではなく潜在意識で何を思うかによって
現実はその思いを忠実に再現している状態です。
自然界の法則と一緒で、±0になるように行動するのが人間です。
どんな行動をとっているかで、
幼少期に受けた心の傷や(正確には脳に受けたダメージ)
自分が本心ではマイナスと思っていることがわかります。
(過去から原因を分かりやすく特定したいために理由づけるという行為でもあり
原因となった人が悪い、その人のせいという方向性ではないです)
叶うと困るという本音もある
経済的に豊かになりたいです、という方も多いですが
なぜかそうならない場合は
「なぜ私は豊かになりたくないのか?」と逆転させて
深掘りすると思わぬ本音が出てくる場合もあります。
「お金を持ちすぎて妬まれたくない」
「真面目に努力して苦労してお金は得るもの」
など
自分の信じている価値観や
潜在意識で思っていることがその答えです。
パートナーからもっと連絡が欲しいと思っているのに
現実ではそうならないという場合は
「なぜ私は頻繁に連絡をして欲しくないのか?」
と逆転させてみて
「本当は1人の時間を大切にしたいから」
「そこまで深く関わりたいと思っていなかった」
といった答えに辿り着くこともあります。
叶えたいと思考で思っていることの逆を願っている理由を
なぜ?をくり返して、本音を見つけていきます。
本音を見つけるだけで解放されていく
今まで自分では気づいていなかった本音にたどり着くだけで
潜在意識から顕在意識に浮上するので
解放が始まります。
「欲しい」「足りない」と思っていた状態から
実はそうじゃなかった、と気づくことができると
本音の部分では「叶っていた」「満たされていた」
という安心感に変わります。
潜在意識では良い悪いの判断はありません。
思考で後付けされるだけです。
「こんな私はダメだ」と否定したり
人から見たらどうだろうと考えたりせずに
ただ「そうだったんだね〜」と
そのままを受け入れることが大切です。
ただ、こういう感情が湧いてきた
こう思った。それだけです。
思いや感情はコントロールせずに
ただ感じて受け入れることを身につければ
「思考で悩む」「葛藤する」という状態から
解放されていきます。
ちなみに、本音は思考を挟まないので
「どうしたい?」と自分に聞いた際に
瞬時に浮かんできます。
ぜひ意識して習慣づけてみてくださいね。