HSP

最初にチェック!HSP4つのDOES

doesチェック

HSPに関する本や情報メディアはどんどん増えていますが、情報が多くなる分「自分がHSPなのか、いまいちわからない」という悩みも出てきます。

何かしらの日常生活の悩みがある状態で、調べていったら自分がHSP気質であることがわかったけど本当にそうなのかな?という流れが多いです。

HSPさんは直感が鋭い方が多く、セルフチェックをさらっと見ただけで「自分のことだ!」とわかってしまう場合もあるのですが、思い込みや深い思考の部分が働くと

型って何だろう?違う部分もあるぞ?ほんとにHSPなの??と調べるほどにぐるぐるしてしまいます。

DOESの4つの特徴

基本的には、アメリカの心理学者でHSPの提唱者であるエレイン・N・アーロン博士4つの特徴DOES(ダズ)を基準に見ていきます。

このどれか一つでも当てはまらない場合は、別の病気や気質の可能性があるとされています。

HSS/HSPの私の場合を交え、思いつくことをいくつかあげてみます。

  1. 情報を深く処理する:Depth of processing
  2. 過剰な刺激を受けてしまう:Overstimulation
  3. 感情が動きやすく共感しやすい:Emotional reactivity and high Empathy
  4. 些細な刺激を察知する:Sensitivity to subtleties

深く情報を処理する

情報処理

HSPさんは受け取った情報が心の奥底まで届きやすく、感覚が敏感なので想像力も豊かです。

例えば、子どもの時に読んだ絵本などから、実際にはない物語の続きや新たな展開を次々と創造していってしまうようなイメージです。

一つの情報から木の枝のように思考を派生させて、様々なアイデアを生み出すこともできます。

私もじっくりと物事を考えることが、子どもの頃からとても好きです。

これはどういうことを現わしているのか?」といった物事の本質を探すような哲学的な問いを、延々と小学校の授業中に考えていつもぼーっとしていました。

(そしてロングスリーパーのためほとんど寝ていましたw)

ただし、時間は限られず自分の好きなペースで突き詰めていくのがいいです。

制限がある仕事などではm焦ってしまって発揮するのが難しいこともあり、質の高い多角的な情報処理をする分、時間がかかります。

また、人との会話から相手の言いたいことや本音を読み取ってしまうのも情報処理能力の高さから。

本人の気付いていないような人の性格や性質などを的確に分析することもよくあります。

人のうわさ話や世間話などは苦手で、本質的な会話を求めます。

情報処理は未来予測にも使われるので、

  • 自分が納得するまでパターンを考えておいて安心しないと行動に移せない
  • 必要以上に準備して時間がかかってしまうという

といった臆病なところもあります。

過剰な刺激を受けてしまう

過剰な情報

五感の敏感さはわかりやすい特徴で、人や環境の音・光・におい・味・肌ざわりなどからたくさんの刺激を受けます

人によってはどの感覚が敏感なのか、どれくらい敏感なのかの差異はありますが苦手と好きが特にはっきりしているところが敏感な部分です。

工事中の大きな音、突然の爆音、バンバン!ドカンドカン!のアクション映画もぎゃーーーやめて~!!となり何もできなくなります。

仕事などで集中しているときは、まわりの音すべてが気になります。

五感ではアート作品を見たり舞台を見たりと、好きなArtに触れているときはものっすごい高揚します!全身で吸収する感じがたまりません。

ただ、イタリアで教会を回った時は宗教画の刺激が強すぎて、頭がくらくらで歩けなくなりました。

美術館建築作品などの静けさや透き通った雰囲気も好物です。

映画も思春期から大好きでモロ感情移入するし、細かいとこまでじっくり観て「あのシーンはどんな意味が込められているのかな?」とあれこれ哲学的な思考派生を繰り返します。

感動したあとには抜けきれず、しばらくの間は登場人物の気持ちになって日常を過ごしています。

大勢の人込みのがやがやする感じは消耗大です。あと混雑している電車の中もしんどい。

後ろから突然驚かされる「わっ!!」ってやつも苦手です。倒れるかと思います。

人に見られている気配も苦手です。プレゼンなど大勢の前に立ってしゃべるのも、緊張してぶるぶるして息が詰まります。

女性集団の悪口大会では、がんばって自分も入ろうとした結果次の日熱が出ました。w

圧をかけて怒られるのが苦手で恐怖を感じやすかったり、あいさつを無視されたなど人のささいな行動や言葉にも傷つきやすいところもあります。

感情が動きやすく共感しやすい

共感能力

感情の振れ幅が大きく、相手に共感しすぎてしまうことも特徴です

HSPさんはもともと平和と調和を好み思いやりの気持ちが強く、人の心に寄り添えるとってもやさしい種族なんですよね。

小さい頃は動物や植物、物にまで感情移入して心を痛めたりしていました。

ぼろぼろに壊れかけた物を見ると「かわいそう~」と思って泣くような子どもだったんです。

人との境界線が薄く、ミラーニューロンという相手を鏡のように写す脳の働きが活発なので相手の悲しみや怒りも受け取って自分でなんとかしようとしてしまうんですね。

HSPの共感能力は人間関係でマイナスのようにとらえられがちですが、逆にコミュニケーションに活かすことができれこれほどのギフトはないと思っています。

  • 人がよろこぶことや笑顔になってくれることがうれしい
  • 弱い立場の人の気持ちを汲んで寄り添える
  • 人間関係を詳細に分析することができる
  • 自然と人を助けることができる

というようにやさしく正義感があって謙虚すぎる方が多い気がします。

些細な刺激をキャッチする

些細な刺激

他人が気付かないような人や環境のちょっとした変化に気づき、影響受けることが多いです。

人の感情や内面の他にも髪型やにおいの変化、ストレス度合なんかもわかります。

季節の変わり目には、空気中の湿度やにおいが何か変わったと気づきます。

自然の豊かさを感じられるのは幸せだなと思います。

天気や気圧にも左右されやすく、体が重たくなったり梅雨時に体調を崩したりします。

屋外では太陽のまぶしさや人からの視線防御にも使えるのでサングラスが欠かせません。

肌に触れる素材、服、タオルやベットリネン、ソファーカバーにも敏感で布類全般に心地よさを求めます。

化学物質のきつい洗濯洗剤を使用した古着も無理なので、柔軟剤も使わずせっけん系の洗剤をずっと利用しています。

場所や環境では、病院やドラックストアの洗剤コーナー、犬臭がキツい場所(犬自体は嫌いではないです)においが残っている車やバスの中ホテルの部屋も苦手です。

充電式電気スタンドのきいいいいんという高い音(家の他の人には聞こえないらしい)とかも気になります。

電子レンジは近寄るとびりびりするので、トースターしか置いておらず、蛍光灯の光が苦手で自宅では白熱灯しか使っていません

暑さ寒さにも敏感です。クーラーの温度差1度で体感がまったく違います。職場で人に合わせて温度が低い時などは南極かと思います。

その他、アレルギー体質花粉症だったり、薬の過剰な反応などがある方もいます。

現代社会の生活では、何かと不便な点も多いです。

自覚していない場合はわからないことも

子どもの頃

あるあるある!!」と思った方はだいたいHSPだと思います。

例えば共感能力で、そばで誰かが怒られているとしても自分は関係ないと気を取られず別のことを淡々とできるような感じであれば、当てはまりません。

音やにおいに関しても、そこまでは気にならないな~という感じなら弱い反応だと思われます。

ただ、HSPさんの特性から自分のことを過小評価していたり、まわりに合わせているために本来の性質を抑えてしまっている場合もあります

本来は感情移入しやすいのに「恥ずかしい、出さない方がいい」と生きていくうえで後から身に付けた場合など。

あやしいぞ、と思った場合は小さな頃からの自分の性格や反応を思い出してみてください。

大人になって親や環境からの影響で社会的なことを身に付ける前の、自分本来の性質です。

気になるなら詳細チェックを!

あいまいな場合でも特に不便を感じていないなら何の問題もありません。

HSPでもHSPじゃなくても、あなたが心地よく幸せに生きているなら何でもよいのです。

HSPという言葉に何か引っかかり、気になるようであれば詳細なチェックリストで一度試してみることをおすすめします。

やっぱり違った!としても、あなたのまわりにいるかもしれないHSPさんの理解にもつながります。

心のことなので、あなたがより自由に生きるためのヒントが何かしら得られるかもしれません。

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