マインドフルネスと聞いて、あなたはどんなことが思い浮かびますか?
「なんだか難しそう」
「瞑想ができないです」
「ヨガとかやるの?」
「宗教ですか?」
といったご質問もありますが、誰にでも日常でかんたんにできるものをシンプルにわかりやすくして取り入れています。
仏教や禅由来と言われていますが、特定の宗教ではありません。
私自身も瞑想やヨガは続かなかったですが、他の方法でできることだけやってみました
マインドフルネスのマインド法や呼吸法を続けてみたところ確実に変化したと思える効果を紹介します。
ネガティブな思考にとらわれなくなった
マインドフルネスを実践していると、思考でぐるぐると悩んでいた状態にストップをかけることができるようになります。
ネガティブな思考に入る瞬間の入り口に気づけるようになるんですね。
「あ、今ここがネガティブな思考に入っていく状態だ!」とはっきりとわかるようになるので、思考のスイッチを切り替えて入らないようにすることができます。
いったん気付くことができるようになると、入り口感覚は定着していくので抜け出すのもかんたんになります。
「自分はダメだ〜」
「やっぱり無理〜」
「さいあく!なんでこんなことに?」
というような感情的なノイズ思考に流されなくなっていくんですね。
感情がなくなるわけではありませんが
冷静にクリアな視点で、出てきた感情をもうひとりの自分が観察しているような状態になります。
不安や心配のない安心穏やかな気持ちが続く
マインドフルネスを実践して、思考より感覚を優先していると目の前のものがくっきりと鮮やかに見えたり視界がクリアになっていきます。
人は1日に6万回〜8万回思考しているそうですが、思考がぐるぐるしているときは目の前のものや出来事もどこかぼんやりしています。
自分の意識が不安や心配、過去や未来のどこかに飛んでいる状態です。
膨大な思考のおしゃべりをオフにして自分の感覚のみに集中していくと、意識が自分のからだの中心にどしっとすわります。
思考がストップして感覚の時間を増やしていくと、徐々に心が穏やかになりいつも安心していられるものすごーく平和な状態になります。
心配や不安の正体は放置している左脳のおしゃべり思考なんですね。
悩みそのものに実体はなくて、そのままにしている思考状態が原因なんです。
思考をストップしてしまえば自然と消えます。
何の心配もない本来の意識状態に戻ると、時間は穏やかにゆっくりと流れ、
自然とやさしい気持ちが溢れているような満たされた深い安心感に包まれます。
私自身は、この感覚って知ってる!子どもの頃にいつも感じてた状態だな〜と思いました。
ただ目の前のことに集中する。嬉しい。楽しい。悲しい。
出来事があって、感情が出てくる。自分の感覚に集中する。
本当にシンプルです。
悩みは消えて疲れなくなる
思考オフスイッチを活用して感覚オンで過ごせるようになると、すごく不思議なんですが今まで問題と思っていたことが問題と思えなくなります。
問題と思ってたのはただの思考だった!と気付くと、どうにでもなるしどうにでもできるという可能性の方に意識が向いていきます。
悩みのもとになっている問題は、ただの現象としてあるだけ。
それに対して自分は「悩む」という状態をとるのか、「放置」をとるのか
「変えていく」をとるのか自分で選んでいることがはっきりとわかるようになります。
自分の意識がどしっと真ん中にある状態では、モヤモヤした思考は瞬時に吹き飛びます。
お悩み思考が入ってきそうになったら、その時に気付いて観察して流すだけ。
呼吸や感覚に集中すると後は引きません。
この意識状態でいると、何かを「やらなきゃ」という義務感や、「これやっとかないとこうなるよなー」という予想から行動することが減っていきます。
完全リラックスしている状態から「これやってみよう」とか「おもしろそう」という気持ちが浮かんできて自然とからだが動き出すんですね。
そうやって行動すると、なぜか疲れることがほとんどありません。
これまた不思議です。
マインドフルネスは悩まない意識の使い方のヒント
ちょっと抽象的でわかりにくかったかもしれませんが、マインドフルネスってほんとに体感してナンボだと思います。
他に変化を感じた事は
- 野菜がやたらとおいしく感じるようになった
- 物に対する執着が減った(私はもともと物欲が多めです)
- 視界が変わって視野が広くなった気がする
- 日常がワントーン軽くなる
敏感な方はマインドフルネスを使う感覚的な要素に合っていると思っているので、RIMSEのセッションにも取り入れています。
悩みにとらわれない意識の使い方を身に付ける方法として、とても理にかなっていると感じているからです。
一度感覚的にわかると心もからだも楽になりメリットがいっぱいなので、敏感な方の日々のワークとしておすすめです。