HSP

HSP女子は会社勤めに合わない?

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HSP気質を持った、特に女性の方に多いお悩みのひとつが

「会社勤めに合わない」

「会社で働くことが向いていない」

「組織で働くのが苦手」というものです。

私自身、20代から(転職は多いですが)会社勤めの経験が10年以上ありますので、同じように感じていてことがあります。

HSPさんはなぜ会社勤めに合わないのか?について考えてみました。

会社はほぼ男性に合わせて作られている

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そもそもHSP気質だけの話ではないのですが、社会や会社って今までおもに男性が中心となって作り上げてきた感があります。

男性は「目標に向かって真っすぐに」

「一つのことに集中」

「組織で使命感を感じやすい」などの性質があります。

そういう意識を元に作られているので、どうしても先へ先へと進むような思考型の力が働きやすいんですよね。

(それが悪いと言っているわけではありません。社会が発展するための推進力でもありますのでね)

ただ、女性がそれに合わせようと頑張りすぎるとしんどくなります。

現在は女性の立ち上げた会社や女性の働きやすさや環境を考慮する会社も少しずつ増えてきましたが、一般的に浸透するにはまだ時間がかかりそうだな~と思っています。

私が新卒で就職した最初の会社では、自己肯定感が低いアダルトチルドレンで根がまじめな長女気質の私は承認欲求のため

会社の目標に合わせて自分の健康をかえりみずにひどいときは朝まで働きどおしでした。

「全力で仕事するのってかっこいい!」

「こんなにまで頑張る自分ってかっこいい!」

「働きまくってたくさん稼げるのはかっこいい!」

とか思っていましたがw

「かっこいい!」自体がもはや男性的な憧れだったのだと今は思います。

結果よりプロセス重視」

「思いや感情、感覚を大切にする」

「柔軟に受け入れる」

などが得意なはずの女性が、男性の真似をして仕事をしてもしんどいだけやん。。。と学びました。

ちなみに、2021年の英誌エコノミストによると、女性の働きやすさを指標化したランキング主要29か国で日本はワースト2位です。

世界経済フォーラム(WEF)の男女格差を表す2ジェンダーギャップランキング(2019)でも先進国で最下位121位

そりゃしんどいわけですよね。

脳が男性化すると、からだがしんどくなる

このように男性的な仕事社会に合わせて長年まじめに?働いていると

「自分がだんだんとオス化しているのでは!!」

と感じるようになってきました。

  • 一人が好きでどこへでも行ける
  • 会話やメールがやたらとコンパクトになっている
  • 友人と話しているとつい要約してまとめてしまう
  • 後輩にかっこいい!と言われてしまう
  • 目的を持った買い物や外出ばかりになる
  • 感情よりも理論的になってくる

といった「これって男性の思考や行動では。。。?」と思い当たることが増えてきたんですね。

改めて気が付いたとき「女性の私よ、いずこへ??」とへこんでいました。

女性の中にも男性的な部分があるのは当たり前なのですが、偏りすぎると今度はカラダがどんどんしんどくなってくるのです。

頭では「明日はこの仕事とあれとこれと。。。」と思いながら、からだは「もーむーりー!!休ませてくれー!!と悲鳴をあげていたりします。

HSPの特徴である敏感な五感も活かすことができず、疲れているときは過敏になりすぎて神経質になりマイナスに働いていました。

高い共感能力と男前のリーダーシップも裏目に出て、困ってる人の仕事まで引き受けてしまうという悪循環に

仕事っていったいどこまでやればいいのよ??」という感じでした。

もちろん、仕事から得られる経験や責任感、充実感や信頼など、得たものもたくさんあるのですけどね。

実際私はシングルマザーで会社勤めで働いていると、子どもが小さいときは特に

「会社の規定通りになんて無理やろ~。元々そのように働く人々がいることを想定してないからね」と感じてました。

女性性を全開にしながら働く人が苦手だった

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今までの会社や組織でやたらと女性っぽい感情的な人が一人や二人はいました。

私は昔からそういう人が苦手でした。

自分でやらず人に頼り(特に男性)、自分の意見が通らないと感情的に騒いだり女王様のように振舞ったり、機嫌の悪さを丸出しにして周囲に当たったり。

「こえ~」と思って近づきたくないなぁと思っていました。(それが悪いとは思ってません。個性のひとつなのでね)

敏感に空気を感じ取る繊細なHSPさんは、このタイプの人たちが苦手かもしれません。

感情丸出しに当たられると「ここは戦場ですか⁉」と身構えてしまいます。

相手のことを考えて調和を図る平和主義のHSP気質とは真反対です。

でも、そういう女性性全開の女性って多分ストレスが少ないから(あってもその場でぶちまけてる)会社でも思う存分好きに仕事ができるんですよね。

「むしろ会社は自分のためにある!」と捉えています。

そういう方は、会社勤めや組織が向いているのだと思います。

彼女たちも、いろいろなストレスでヒステリーになって大変だったのだろうな~と今はお察しします。

そこまでしないと女性は会社で生き残れないのか。。。とか思いました。

かと言って自分が会社や組織の中でそのように振舞えるかと言えば無理で、私は自分で起業する道を選びました。

その方が私にとって、楽で自然な選択だったからです。

できるだけ抵抗の少ない楽ちんな道を行くのが、私の唯一得意な女性性の使い方です。笑

在宅ワークが広がって個人で仕事ができるように

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コロナの影響で在宅ワークが増えたり、リモート可能なお仕事が増えてきたことは

会社勤めが苦手なHSPさんにとって喜ばしきことだと思っています。

これからますます増えていくであろうオンラインの仕事は「会社勤めが本っ当にもう無理!」という方にとっては

ハードルが下がった今、時代の後押しとともに始めることができます。

在宅ワークには通勤しなくていい

人間関係にわずらわされない

仕事に集中できる

自分のペースで時間を使える

といったメリットがたくさんあります。

外出で疲労感が高く職場でも人の気配が気になってつらかった方は、自宅でお仕事できるなんて天国ですよね。

ただ、つい日常から自分と向き合うのが得意なHSPさんはあまりに長期間一人でいすぎてしまうと

一人反省会をぐるぐると始めたり、悩みが出てくるとうつっぽくなるので注意が必要です

自宅でオンラインといえども仕事となると男性脳が活性化して

「うおーーー!!ぬおーーー!」とやりすぎてしまう方も要注意です。

外に出て人と会って話をしたり、行ったことのない場所へ出かけたり。

マンネリ化しない程度にお仕事をして、心のに風通しの良さをキープすることをおすすめします。

会社勤めのメリットも在宅ワークのメリットもたくさんありますが、たくさんのHSPさんが

より自分に合った働き方を選べるような時代になっていくとよいですね!

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