HSPの気質を持っていると敏感すぎて生きづらい。
自分に自信がなくて他人や社会の常識に合わせて自分の考えを変えてしまい、ほんとの気持ちは押し込めたままで過ごしてしまう。
以前の私も、こんな状態でした。
本を読んだり、新しい考えを取り入れると一時前向きにはなるのですが、またすぐに自己嫌悪に陥って落ち込むという悪循環になっていました。
HSPの気質を強みに変えて生きるためには自分を知ることと自分を好きになることの両方を高めていく必要があります。
自分のことをもっとよく知れば悩みは解決する?
私は昔から、心理テストや星占いが好きで、子どものころからよく試していました。
自分という存在が、わかるようでわからない不思議な感じだったんですね。
大人になってからも不安や迷いが多かったので、その度に自己診断テストを受けてみたり心理分析を試みたり、ホロスコープを独学で学んで詳細な自己分析情報を得たりしていました。
合う合わないの個人差はあると思いますが、私には科学的にな分析や占いもその時は納得がいったような気持にはなるけど結局は悩みの根本解決にはつながっていきませんでした。
なぜかというと、自分の性質や得意なことがわかっていても、それをどう活かすか何を選んでいくかを決めるという意思の部分が不足していたからなんです。
これは自分の自信のなさからくる決断力や肯定感の不足が原因になっています。
よい性質をたくさん持っていることがわかったはずなのに「どうせ自分にはできない」という思い込みから、どこか他人事のように眺めているところがありました。
ホロスコープに例えると、膨大な量の自分についての情報を得ることができますが、それを現実の社会で活かすことができなければただの情報で止まってしまうんですね。
自己分析で集めた情報は「今はこれを活かそう!」という意思の力を持ってはじめて自分の中に落とし込んで使えるようになります。
自分を知るために数々の本を読んだり調べたりしてきた私のおすすめの本は八木仁平さんの『「やりたいこと」の見つけ方』です。
自己理解のための方法がシンプルにわかりやすく理論立てられているので、特にお仕事について悩まれている方は一度読んでワークを試してみることをおすすめします。
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自己分析の結果を活かそうと決める
自己分析から出てきた特徴的な性質や、友人や相談を受けた方から見た私のイメージを一部紹介します。
- 本質を見抜く
- 共感してくれる
- 親しみやすい
- 面倒見がいい
- 落ち着いてる
- 分析力がある
- 要約がうまい
- 理解力が高い
- 教えるのが得意
- 正確性がある
- 研究熱心
- まじめで頼りになる
- 無駄なく合理的
- アドバイスやサポートが得意
- 問題解決への具体的な発想力が高い
- 人の長所や強みを見つけやすい
これだけ見るとなんだかすごくよくできた人のようですがw
実際はこのような欠点も山盛りにあります。
- おっちょこちょい
- 人見知りする
- 無鉄砲
- 笑い上戸
- 話が飛躍する
- 夢中になると周りが見えない
- がんこ
- 飽き性
- 一人が好きだけどさみしがり
- わがまま
- お調子者
- 放浪癖
- 子どもっぽい
- 優柔不断
- 不安のなさから強がる
- めんどくさがり
- 怠け者
- 好き嫌いがはげしい
こんな意見もいただきました。
「なんかほっとする」
「おばあちゃんみたい」
は昔からなぜかよく言われます笑。
- 話していると力が抜けて楽になる
- 話しているとくつろげる
- おばあちゃんの家のような人(ほっとする?)
- 話していると「なんか大丈夫かも」と思える
- いつも未来を見ている未来志向
- ニコニコしていて楽しそう
- ぼーっとしているようで鋭い
- いざとなるとふんばりのきく人
- 考えてないようで考えてる
現在は「カウンセラーとしてこの部分を活かしていく」とはっきり決めているので、その部分の性質に沿って考えることができるようになりました。
脳がフォーカスすることでより性質が強化されるのだと思います。
ありのままの自分を受け止めてあげる
「自己肯定感を高めよう」と無理にポジティブになって、現実とのギャップで疲れてしまったことはありませんか?
私はそうでした。テンションが高い=ポジティブの間違いに陥らないよう注意が必要です。
私は昔から無理しないで自然体で楽な気持ちでいるのが一番気持ちいいというタイプなので、気持ちを無理に上げようとするとどうしてもギャップが出てきてどこかに負担がかかります。
自分にとっての心地よさを追求したフラットな状態がいちばん楽でしっくりくるのです。
例えば、イベントやライブなどで刺激を得て一時テンションは上がったとしても、日常の中で小さなしあわせをじんわりと感じられるようなベースができていないとまたすぐに迷子になってしまいます。
外側から得た誰かの「充実している」情報に流されずに「自分だけの楽しいや心地よい、ワクワクはどこにあるのかな?」と見つめてありのままを受け止めてあげましょう。
小さなしあわせを感じるベースづくり
「だめな自分だなぁ~」
「ぽんこつだなぁ~」
と思うようなことがあっても
「それでもいいよ!大丈夫だよ」
と受け止めることができるようになると、自然と自己肯定感は上がっていきます。
完璧主義の方は「仕事でも家事でも40%くらいできれば上等!」という感じで少し緩めてあげることで、自分を否定してしまう機会が減っていきます。
リラックスできる時間が増えてくると、自分を好きになるゆとりが生まれてくるのです。
「自分を好きになろう、もっと優しくしよう」と思ったときは、自分のからだに優しくしようと置き換えてみると実行しやすいです。
何も考えず、人や情報を遮断して心からくつろいで休む時間を日常で必ず作ることはHSPに生まれついた私の人生の必須項目ではないかと思っています。
HSPを強みにするには?
私は知識を得ることが好きで、思考型のタイプなのでつい答えを情報の中に求めて難しく考えてしまいかすが本当にシンプルに考えるのなら
「自分が心から楽しいと思うことをやること」
で実はすでに答えは出ているのだと思います。
楽しいと思うことをやっていれば同時に自己肯定感も上がるし、経験が重なれば自信も自然とついていきます。
ぐるぐると迷って答えが出ないようなときは、その時に「楽しそう!やってみたい!ワクワクする!」と思ったことを素直にやってみるのが一番です。
あなたの楽しいことは何ですか?
頭だけではなく体の感覚を信じて探してみてくださいね!
こちらの記事も、よかったらご参考まで。